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●二輪ロードレース世界選手権第13戦パシフィックGPが10月4日から6日まで、栃木・ツインリンクもてぎで開催される。現在破竹の快進撃を繰り広げているのは前年度チャンピオンであるバレンティーノ・ロッシ(23)=ホンダ=。ロッシは、4ストローク5気筒のRC211Vの圧倒的なパワーと驚くべきマシンコントロールで早くも今シーズンMotoGP初代チャンピオンに輝いた。そんなロッシの快進撃を誰がくい止めるのかに注目が集まる中、第10戦チェコGPから、ついに加藤大治郎(26)=ホンダ=にも常勝マシンRC211Vが供給されることとなり、シーズン後半に向けてロッシ対大治郎の対決が激化していきそうだ。
加藤大治郎は昨年、年間11勝をマークして、250ccクラスの世界チャンピオンになった。今年、満を持して500ccからMotoGPとなった最高峰クラスに初参戦。序盤は従来の2ストロークマシンで、第3戦スペインGPで2位、好調な滑り出しを見せた。今年の鈴鹿の8時間耐久での優勝も記憶に新しい。
第10戦チェコGPで念願のRC211Vにスイッチした大治郎は、初めてのマシンとは思えないほど予選から好タイムをマークしマシンへの順応性の高さを見せ関係者を驚かせた。決勝レースで大治郎は2位を記録、ロッシはタイヤトラブルでリタイヤとなった。
続く第11戦ポルトガルGP、第12戦リオGPでは両レースとも雨のレースとなり、レイン時のデータ不足に加え雨のレースを不得意としていた大治郎は転倒リタイヤで終わっている。
いよいよせまるパシフィックGPのもてぎは、大治郎にとっても過去全日本選手権などで、勝利をつかんだ得意のコース。念願のMotoGP初優勝を目指し打倒ロッシを目論む。
★宇川も負けられない
宇川徹=ホンダ=も4ストロークRC211Vで今シーズンMotoGP初優勝をはたしたが、ドニントンで負ったケガのため年内いっぱい足にキャストを巻いて走ることとなってしまった。現在ポイントランク3位で奮闘しておりパシフィックGPでの巻き返しを目論んでいる。
MotoGPクラスには大治郎、宇川の他に阿部典史=ヤマハ=、青木宣篤=プロトンKR=、原田哲也=ホンダ=、中野真矢=ヤマハ=と計6人の日本人ライダーがエントリーされている。
★カワサキZX-RRついにMotoGPデビュー
2003年からMotoGP参戦を表明していたカワサキがついにパシフィックGPのワイルドカードで参戦が決定した。マシンはカワサキ伝統の並列4気筒エンジンを搭載したZX-RRで、ライダーは柳川明だ。カワサキは全日本のプロトタイプクラスにスーパーバイク改仕様のマシンで参戦を続け本格的にMotoGPマシンへのデータ収集に務めた。カワサキとしては20年ぶりのGP復帰となり、いよいよ国内4代メーカーの直接対決によってMotoGPクラスは戦国時代に突入しそうだ。
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